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育自ノート…子どもとともに育つ日々<人として・女性として・母として>
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ついこの前まで、穏やかな小春日和だったのに
昨夜から一転。
雷と吹き付けるあられ、雨、そして、寒さ。
北陸の冬が駆け足でやってきた。

10月、11月。
行楽も、紅葉も、秋のおいしいものも
私はろくに楽しめないまま、過ぎていってしまった。

夏の疲れか、更年期の始まりか、なんだなんだ…と思っているうちに
まったく動けなくなってしまったのだ。
身体も、心も。
自分自身もびっくりしたが、家族はもっと戸惑ったと思う。
それでも、夫はもちろん、ムスメもムスコも
それぞれがやれることをこなして、乗り切ってくれた。
そして、ジナンも、頑張って自立を進めてくれた。
本当に、いくら感謝してもしきれない。

ようやく元気になって、少し無理をしてしまい
また寝込むはめにはなったけれど
これは、もう一段元気になるためのステップ。
ちゃんと先は見えている。

症状は分かっていても原因はよくわからないまま。
それでも、身体の不調は大切なメッセージだ。
生活のゆがみ、心のゆがみ。
今回も、それにきちんと向き合えて
そして、また、新たな出会いや出会い直しがあった。

大変な時期を過ごしたけれど
きっと、これからの自分にとっても
周りの大切な人たちにとっても
生かしていける時間になった、と今は思える。

季節は巡る。
私も移り変わっていく。



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新学期が始まってから
何やら、とにかく忙しく
ここに書きたいことは、次々浮かんでいたのに
気がつけば相当なご無沙汰になってしまいました。

うまく時間を使えなかったり
いろいろ詰め込みすぎたり
そんなこんなが続くと、いらいらもしてきて
体調を崩したりも・・・。
無理してるかな、って分かっていながら頑張っていたら
回復にも時間がかかってしまいました。
もう全然若くはないですからね
自分をもっと大事にしないと、って改めて反省しました。

そして、私のイライラの原因のひとつは
間違いなく「アベ政権」「政府与党」のあり方への不満で。
いらだち、焦り、不安・・・
そういうものが、日常のあれこれの上にどっしりと乗っかっていました。
これだけで、もう、「国民の幸福の権利」を侵害している、と思う・・・。

今も、何一つ安心できるような状況ではありませんが
自分にできることを、と全国で動いている人たちに励まされ
私も、できることをやろう、と動き始めたら
少し気は楽になりました。
今なら、まだ、自分の意見を主張できる、行動できる。
これができないような社会にしてしまってはいけないんだ、と
自分に言い聞かせながら。

「おかあちゃんのせなか」を子どもたちにちゃんと見せるべき
大事な時です。
映画「小さき声のカノンー選択する人々」(鎌仲ひとみ監督 ぶんぶんフィルムズ)
を観た。
2時間、泣きっぱなし、観終わってからも思い出す度に涙が出る。
悔しくて、切なくて、悲しくて、かわいくて・・・。

「核をめぐる三部作」と言われる三本の映画を撮った鎌仲さんが
福島原発事故後の、そして、チェルノブイリ原発事故後の
「前を向いて生きる」母親を撮ったこの作品は
全国のミニシアターや自主上映会で観ることができる。
どうか、どうか、一人でも多くの人にこの作品を観てほしい。

これは、福島やチェルノブイリの人々だけの問題ではない。
子を持つ母親だけの課題でもない。
一人一人が、ちゃんと知り、ちゃんと考え、行動しなくてはいけないのだと
そして、それはすでに「普通のお母さん」がやっていることで
誰も、「自分にはできない」とあきらめてはいけないのだと
この映画は、声高にではなく、静かに静かに
そして微笑みとともに語りかけ(いや歌いかけ)てくれている。

映画に登場する人々と同じ「泣き虫な普通のお母さん」である私にも
きっとできることがあるはずだ。


昨日、子どもたちと一緒にピースウォークに参加しました。
アメリカのイラク攻撃をきっかけに始められたこのウォークは
今回が14回目だそうで
私たちは一昨年に続き、2度目の参加でした。

市街中心にある公園での集会のあと
観光客などで賑わう街の中を
音楽を奏でながらゆっくりと歩きます。

赤ちゃん連れのおかあさん、車いすの人、高齢の方、
中には、一人で参加している男子高校生や
途中から飛び入り参加した、これまた男子高校生たちもいて
頼もしく思ったり。
平和を願う気持ちでつながり、一緒に歩ける輪があることに
心強い気持ちになりました。

印象的だったのは
歩いている人たちがみんな笑顔だったこと。
道行く人たちの多くが
なんだかくたびれた、曇りがちな顔をしているのと
とても対照的に思えました。

「歩くことでなにが変わるの?」という声もあったそうです。
でも、変わるとか、変わらないとかではなく
幸せな未来を願い、信じ、人とつながって、行動する。
笑顔の輪の中で。
そのことに、大きな意味があるような気がします。
暗い社会、不安なニュース、攻撃の影・・・が
立ちふさがるかのように思える今だからこそ。
そんなことを感じられた、貴重な時間でした。

そして。
自分たちの未来を左右するような出来事に対して
何の決定権も持てない、笑顔の子どもたちの
その笑顔が曇らないように
大人は声をあげ続けなければいけないのだ、とも。
「せんそうはいやだ」と願いながら
大人に交じって歩く子どもたちの、その声を
どうか受け止めてあげてほしい、と
願いながら歩きました。



北陸新幹線が、昨日開業した。
東京まで2時間半あまり。
大学生の頃、片道2時間あまりをかけて通学していたことを考えると
なんと近くなったことか、と思う。

昨日は、にわか雨こそあったものの(それもまた北陸らしさ)
春らしい晴れの一日で
お祭りムードに花を添えた。
この時期にしては、観光客も多いような印象。
北陸の魅力をたくさんの人に知ってもらいたい、というのは
ほんの数年ここに暮らしているだけの私でさえ思うこと。
東京方面と行き来がしやすくなるのは
喜ばしいことだな、と思っている。

けれど、便利になり、速くなり、の一方で
不便になり、時間がかかり、ということが起こっているのも事実。
新幹線が通ることにより一部の特急が廃止されたことがその原因。

新幹線に乗ってちょっと観光旅行へ、と沸き立つ一方で
それどころではない暮らしを続ける人々がいるということも
ほんの数日前、3月11日に、あらためて胸においたところ。

うれしいこと、楽しいこと、幸せなことは
素直に喜び、味わいたいと思う。
けれど
その後ろに隠れているかもしれないこと、隠されているかもしれないことを
ちゃんと見て、知ろうとする姿勢は、忘れてはいけないと思っている。
「いいこと」だけを声高に叫ぶ声に
「ちょっとまてよ」と立ち止まって考えることを
忘れてはいけない。

追記:「むかしあったづもな通信」、更新されています。
   ぜひお読みください。




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プロフィール
HN:
あや
性別:
女性
自己紹介:
 1973年生まれ。
 2000年に結婚した夫・ムスメ(2005年生)・ムスコ(2007年生)・ジナン(2012年生)との5人暮らし。
 おいしい(?)ご飯を作ること、子どもと遊ぶこと、ウチの中を整えること、夫と語り合うこと、が暮らしの中心。
 2011年からは絵本や語りの勉強も始めました。いつか自分らしい「おはなし会」を作っていくことを夢見ています。
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